こんにちは、日本で一番”敷居の低い”アートマガジン、アートの小道です。
今回は、レジンアートを自分で作ってみたい・ハンドメイド商品として販売したいという方に向けて。
初心者の方から本格的なクラフトをする人まで、「目的別のおすすめレジン液」をご紹介します!
初心者が失敗しがちな「レジン選びの落とし穴」や、上級者がこだわる「透明度」「硬化速度」「安全性」についても解説していきます♪

レジンアートは子供の自由研究用でやってみる方や、ハンドメイド・クラフト制作が好きな方には人気が高まっています!
レジンアートはいつまでもつ?経年変化は起こる?
▶ 紫外線・酸素・熱で少しずつ劣化する
レジンは時間とともに「黄ばみ」「ひび割れ」「べたつき」が起きることがあります。
主な原因と言われているのは、次の3つです。
劣化の原因 | 詳細 |
---|---|
紫外線 | UVによってレジンの分子が破壊され、黄ばみや変色が進行 |
酸素 | 酸化により透明度が落ち、表面が曇る |
熱 | 高温多湿な環境で保存するとレジンが軟化・変形することも |
▶ どれくらい持つの?
美しい透明感が魅力のレジンアートですが、レジン液の品質や保管する環境などによって、黄ばみなどが発生することがあります。
実際そのきれいな状態はいつまで保つことができるのでしょうか?
- 高品質レジン: 屋内保管で3~5年以上クリアな状態を保つことも可能
- 安価なレジン: 半年〜1年で黄ばみやすい傾向
レジンアートを長持ちさせるコツとしては、こんな対策がおすすめです↓
- 直射日光を避けて保管
- UVカットケースやトップコートで保護
- 耐UV性能の高いレジン液を選ぶ
特にハンドメイド作品として販売したいと考えている方は、購入者とのトラブルを避けるためにもなるべく長く販売時の状態が保てるような素材を使うことが大切です◎
100均のレジン液と高いレジン液、実際どう違うの?
▶ よくある誤解:「見た目が似てるなら同じでは?」
レジン液は100均からネットショップでもたくさんの種類が販売されていて、どの商品を購入したらいいのか迷ってしまいますよね。
実は、見た目は似ていても中身は全く違います。
項目 | 100均(安価な商品) | 高品質レジン液(例:星の雫など) |
---|---|---|
価格帯 | 約110円 / 5g程度 | 約500〜2,000円 / 10〜100g |
硬化の早さ | 遅い・ムラがある | 安定して速い(UV/LED両対応) |
黄ばみにくさ | △(半年以内に黄変) | ◎(3〜5年クリア) |
気泡の抜け | 抜けにくい | 自然に抜けやすい |
硬化後の強度 | やや脆い | 硬く丈夫で耐久性◎ |
香り・安全性 | 刺激臭あり | 無臭または低刺激 |
初めての方でお試しでやるだけなら100均で十分問題ないと思います!
「本格的な作品を作りたい」「失敗したくない」という方は、金額だけに惑わされず、作品のもちや作りやすさも重視するようにしましょう◎
▶ 100均レジンはこんな時に便利
「ハマるか分からないからお試しでやってみたい」
「工作が好きな子供の練習用にプレゼントしてみたい」
そんな方はお手頃で買える100均アイテムを探してみてください♪
🔧おすすめの用途
- お試しや練習用
- 子どもと一緒に工作づくり
- 夏休みの自由研究などすぐに消費するもの
注意点としては、安いレジンだとベタベタしたり気泡が入りやすかったりと品質の面で使いづらい場合があります。

とりあえず失敗しても構わない、お試しなら100均で全然OK◎
「やりづらいからなんか楽しくない…」となってしまうのが心配なようでしたら、最初からある程度扱いやすい商品を選んだ方が無難な可能性もあるので、ご留意くださいね✨
用途別!厳選おすすめレジン液
🌊海アートにおすすめ:PADICO 星の雫
高い透明度で仕上がりの美しさが人気の、星の雫シリーズ!
購入者のレビューでも、「とても固く仕上がるので出来上がりが丈夫」「硬化速度がはやくて楽に仕上がる」と好評です♪
安いレジンでありがちなベタベタ感も少なく、仕上がりと使いやすさを重視する人にオススメです。
- 高透明度&UV耐性あり
- 流れやすく、レイヤー演出向き
- LEDライトでもしっかり硬化

🎨 絵・イラスト作品におすすめ①:作家のためのレジン
ハンドメイド作家さんたちとメーカーが試作を重ねて開発された、「作家のためのレジン」シリーズ。
国産で安心して使える品質かつ価格もお手頃なので、お子さんから作家さんまで幅広い用途で使えるレジン液です。
収縮しづらくシワがよれにくい・サラサラで流しやすいといった点で人気があります◎
- 国内産なので安心の品質
- 低粘度でサラサラしているので気泡が入りにくい
- ハンドメイド作家の使用者も多い万能型

🎨 絵・イラスト作品におすすめ②:Bonsky レジン液
大容量でコスパ抜群の、Bonsky(ボンスキー)のレジン液。
少量のレジン液だともったいなくて失敗しないか躊躇してしまう人でも、容量たっぷり入っているので作品制作の練習にもピッタリ!
クリアで黄変しにくく品質にも定評があるので、ハンドメイドやクラフト作品の販売をメインで行っている人でも安心して使えます◎

🛠️ ジオラマ・ガンプラにおすすめ:清原 UVクラフトレジン液
プラモデルやアクセサリーなど細かい部分にも扱えて、本格的なクラフトをしたい人には、日本製の「清原(KIYOHARA)」のレジン液がおすすめ!
先が細く直接流し込めるボトルになっているので、作業も楽に行えます◎
高粘度タイプなので、べたつきが出てしまう点は懸念点ですが、仕上がりの品質には期待できます!
- 粘度が高く、立体的なツヤのある作品ができる
- 硬化が速くクリアでキレイな仕上がりになる
- 容量は少なめなので細かい作品向き

知っておきたい「レジンの選び方」3つのポイント
- 硬化方式: UV・LED・エポキシなど用途に応じて選ぶ
- 粘度の違い: 海アートはサラサラ、ジオラマは中粘度が最適
- 黄変耐性: 成分にこだわった高品質レジンを選ぼう
まとめ:レジン選びは「目的」で決まる!
ご参考になりましたか?
作品によって最適なレジン液が変わってくるので、始めてレジンアートに挑戦する方はまず、「どんな作品を作りたいか」を先に決めておくと良いです◎
例1 )海系アート → 星の雫(PADICO)
例2 )プラモデル → 清原(KIYOHARA)など
レジンアートは奥が深く、作った人の数だけ違う作品が生まれるとても楽しいクラフトアイテムです!
これからレジンアートをはじめてみたい人、もっと作品作りを楽しみたい人、子供や孫にモノづくりに夢中になってほしい人。
そんなみなさんの作品作りの後押しができたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
これからもアートにまつわる役立つ情報をたくさん発信していきますので、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね♪