【2025年最新】あなたの好きな画家の著作権、切れてる?切れてない?【アートの豆知識】

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はじめに:アート好きなら知っておきたい著作権のこと

こんにちは、日本で一番”敷居の低いアートマガジン”、アートの小道です。

前回アートの著作権について触れる記事を書いたところ、予想以上に反響がありました!!

▼それがコチラ▼
【あの絵画の著作権っていつまで?】知っておきたいアートの著作権と肖像権

なので今回は著作権についてさらに詳しく調べて、

「有名なあの画家の著作権は切れてる?切れてない?」というテーマでお送りします!

特に好きな画家の作品を紹介したい、SNSでアートを投稿したいと思っている方には役立つ内容になっています。

あわせて、その画家のジャンルや有名な作品なども簡潔にまとめていますので、絵画史で有名な画家についてざっくりと知りたい方は、ご参考にしてみてください。

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「著作権」についておさらい

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そもそも著作権とは?

絵画やアート作品には、それぞれ「著作権」というものが存在します。

著作権は、作品を創作したアーティストの権利を保護し、無断で使用されたり複製されたりすることを防ぐためのものです。

ただし、この著作権には期限があり、永遠に続くわけではないのです!

著作権の基本的な期限

日本における著作権の基本的な期限は、著作者の死後70年です。

(平成28年法律第108号。以下「TPP整備法」という。)による著作権法の改正により,原則として著作者の死後70年までとなります。

引用:文化庁公式サイト

これは世界的に見ても標準的な期間で、多くの国がこのルールを採用しています。

例えば、フランスやドイツなども同様です。

ちなみに、ネット上では死後50年と記載している記事もあり、「50年」と「70年」どっちが正解?という疑問の声も多く見かけますよね。

これは日本の著作権法の改正前は50年とされていたものを 改正後に保護期間70年に延長した 経緯があり、昔の古い情報がネット上にまだ残っているためです。

改正前の著作権法においては,著作物等の保護期間は原則として著作者の死後50年までとされていましたが,環太平洋パートナーシップ協定の締結及び環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の締結に伴う関係法律の整備に関する法律(平成28年法律第108号。以下「TPP整備法」という。)による著作権法の改正により,原則として著作者の死後70年までとなります。

引用:文化庁公式サイト

ただし、あくまでも日本国内の著作権の決まりなので、海外での作品の取り扱いは、その国の法律に従う必要がありますので、ご注意ください。

著作権が切れている画家

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それでは2025年現在、すでに著作権が切れている有名な画家たちを見てみましょう!

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1519年没)

Leonardo da Vinci(1452年-1519年)は、ルネサンス期を代表する有名な画家。

彼の代表作「モナ・リザ」は世界的に最も有名な作品とも言われています。

死後100年以上経過しているため、著作権はとっくに切れています。

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(1890年没)

Vincent van Gogh(1853年-1890年)は、「ひまわり」や「星月夜」で有名な後期印象派の代表的な画家で、彼の著作権も既に切れています。

クロード・モネ(1926年没)

Claude Monet(1840年-1926年)は「睡蓮」シリーズや「印象、日の出」などの作品で知られる印象派の代表的な巨匠であり、彼の著作権は1996年に切れました。

ピエール=オーギュスト・ルノワール(1919年没)

Pierre-Auguste Renoir (1841年-1919年)は、モネと同じく印象派を代表する画家で、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」の作者としても有名です。

彼の著作権は1989年に切れています。

エドゥアール・マネ(1883年没)

Edouard Manet(1832年-1883年)は、「印象派の先駆け」「近代美術の父」と称されることもある印象派家に属する画家です。

彼の著作権は1953年に切れています。

ポール・セザンヌ(1906年没)

Paul Cézanne(1839年-1906年)はポスト印象派の代表的な画家で、「サント=ヴィクトワール山」シリーズなどの絵画で知られています。

彼の著作権は、1976年に切れています。

グスタフ・クリムト(1918年没)

Gustav Klimt(1862年-1918年)は、象徴主義やウィーン分離派の画家で、代表作に「接吻」などがあります。

彼の著作権も1988年に切れています。

 

著作権がまだ切れていない画家

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次に、著作権がまだ切れていない有名な画家たちを見ていきましょう!

パブロ・ピカソ(1973年没)

Pablo Picasso(1881年-1973年)は20世紀を代表する画家で、キュビズムの巨匠。

最も有名な作品は、美術の教科書で目にしたことのある方も多い「ゲルニカ」です。

彼の著作権はまだ有効で、2043年まで続きます。

サルバドール・ダリ(1989年没)

Salvador Dali(1904年-1989年)はシュルレアリスムの巨匠で、「記憶の固執」などの作品が有名です。

彼の著作権は2059年まで続きます。

アンディ・ウォーホル(1987年没)

Andy Warhol(1928年-1987年)はポップアートの先駆者で、代表的な作品には「キャンベル・スープ缶」などがあります。

彼の著作権は2057年まで続きます。

ジョアン・ミロ(1983年没)

Joan Miro(1893年-1983年)はスペインの画家で、ピカソとならび20世紀を代表する画家と評されています。

シュルレアリスムや抽象絵画などに分類される作品を描き、「カタルーニャの農夫」などが有名です。

彼の著作権は2053年まで続きます。

ルネ・マグリット(1967年没)

Rene Magritte(1898年-1967年)はシュルレアリスムの巨匠。

代表作には「イメージの裏切り(これはパイプではない)」などがあります。

彼の著作権は2037年まで続きます。

マーク・ロスコ(1970年没)

Mark Rothko(1903年-1970年)は抽象表現主義の代表的な画家で、「ロスコルーム」や「ロスコチャペル」など、独特の鑑賞空間にこだわりを持つことで知られています。

彼の著作権は2040年まで続きます。

ジャクソン・ポロック(1956年没)

Jackson Pollock(1912年-1956年)はマーク・ロスコと並ぶ抽象表現主義の画家で、アクションペインティング(ドリッピング)の先駆者で、新しい芸術画法を生み出した人物として功績を残しています。

彼の著作権は、当時のアメリカの著作権法の保護期間50年の規定により一度消滅しているという説もありますが、本来の日本の法律に従うのであれば、2026年まで続きます。

著作権が切れた後の作品

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著作権が切れた後の作品は、パブリックドメインとしてみんなの公共物になります。

これは、その作品を自由に使用、複製、改変できることを意味します。

例えば、ヴァン・ゴッホの「星月夜」を使ってTシャツをデザインしたり、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」をポスターにしたりすることが可能となります!

ピカソは見かけないけど、ゴッホやモネなどの画家のTシャツやトートバッグなどを目にする機会が多いのも、そういう理由があります。

ただし、美術館や展覧会によっては作品などに著作権を有してる場合もあるので、商用利用する場合などにはお気をつけください!

まとめ:有名な画家の著作権は今どうなっているのか?解説しました

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いかがでしたか?

今回は、あの有名な画家の著作権はいつまでなのか?の疑問にお答えしました!

著作権について正しく理解することで、製作者へのリスペクトを忘れず、これからもアートを楽しんでいきましょう!

この記事が役に立ったと思う方は、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね♪

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