はじめに:印象派の代表格、モネを知ろう!
みなさんこんにちは。
今回は、アート・絵画の世界で有名な巨匠として広く知られている、クロード・モネ(Claude Monet)という人物、作品についてご紹介します!

ゴッホやピカソにも引けを取らない、印象派を代表する画家です。
モネはどこの国で生まれた何派の画家なのか、どんな絵を描いたのかかなど、彼について全く知らない方へ向けて。
また、絵画についてもっと勉強したい、モネについて詳しく知りたい方にも役立つ内容でまとめてみました。
この記事でわかること💡
・クロードモネの人物像
・モネの絵画のジャンルや作品について
・これから行ける展示会情報 など
モネの基本情報
モネは何派の画家なのか?
フランスの有名画家、クロード・モネは印象派です。
1840年11月14日、フランス北部のパリで誕生しました。
幼少期の5歳の時に、家族とともにノルマンディー地方のル・アーヴルへ引っ越しました。
海辺の風景が美しいこの地域で、風景画家のウジェーヌ・ブーダンに出会い、屋外で絵を描く「プレナールの技法」を学びました。
これが後の彼の絵画に大きな影響を与えたと言われています。
モネの父親は食料品店を経営していて、モネも家業を継ぐことを期待されていましたが、彼自身は商売に興味を示さず、芸術の道を選びました。
この道を選んだことで、のちに後世に名を遺す偉大な画家へと成長を遂げるとは、お父さんは夢にも思っていなかったでしょうね。
そもそも「印象派」って何?
印象派は19世紀後半にフランスから派生した絵画の新しいスタイルで、光や色彩を重視し、印象や感覚を描写することを目指した美術運動のことを言います。
印象派の絵でよく見られる特徴として、直線を多用せず、叩いて描いたようなタッチの作品が多くあります。
また、原色の黒などの極端な色を使用せず、淡い色彩を多用する傾向があります。
同じ印象派の有名な画家には、エドガー・ドガ、ピエール=オーギュスト・ルノワールなどがいます。
モネの生涯と作品
クロード・モネ(Claude Monet)は、1850年代から活躍しました。
彼が描いた《印象・日の出》(1872年)は、「印象派」という名称の由来となった作品としても有名です。
モネの作品は、自然の光や色彩を独自の視点で捉えられてた技法が特徴的で時間の流れがゆったりと感じるような柔らかい絵を多く描きました。
また、「積みわら」や「ルーアン大聖堂」、「睡蓮」など、同じ対象物を何点も描くシリーズ作品も多数残していて、中でも一番作品数の多い「睡蓮」シリーズはその数約250点以上にも及び、特大コレクションとなっています!
モネの作品は日本国内をはじめ、世界各地の名だたる美術館に貯蔵されていますので、ぜひ自分の目でその作品の美しさを感じてみてほしいです。
モネの代表作品
「睡蓮」シリーズ
モネの代表作といえば、「睡蓮」シリーズ。
彼が晩年を過ごしたフランス・ジヴェルニーの庭にある池を題材に描かれたこの作品群は、自然の美と光の移ろいを追求したモネの芸術の集大成として現代でもとても高い人気があります。
「睡蓮」シリーズの中でも特に有名なのが、パリ・オランジュリー美術館の大型壁画。
池全体を描いた8枚のパノラマ的作品で、360度の空間で自然に包まれるような感覚を感じられる巨大作品です。

私がはじめて実際に観たのは、東京都美術館で開催された「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」で、いままで画面ごしに見ていた作品とはまるで違う鮮明で透き通った世界観にとっても感動しました!
同じ睡蓮シリーズでも、異なる時間帯や季節ごとに色や光の変化があって、睡蓮が浮かぶ水面の美しさにグッと引き込まれます。
「印象、日の出」(1872年)
「睡蓮」シリーズと並ぶモネの名作の一つ、「印象、日の出」。
前述したとおり、印象派の名前の由来となった象徴的な作品で、美術史において非常に重要な位置付けの作品です。
題材になっているのは、フランス・ル・アーヴルの港の夜明けの様子。
写実的な描写を排除し、瞬間的な「印象」を表現していて、モネはこの作品のタイトルに「印象、日の出」と名付けました。
それが批評家に揶揄されたことをきっかけに「印象派」という名前が誕生したと言われています。
展示当初は批判を受けましたが、後に革新的な美術運動の象徴として評価されるようになりました。
この作品は現在、フランス・パリのマルモッタン・モネ美術館に所蔵されていて、例年世界中から印象派ファンが足を運んでいます。
モネの作品が後世に与えた影響
おわりに:クロード・モネの魅力をご紹介しました
いかがでしたか?
今回は、印象派の巨匠・モネの人物像や作品の魅力について解説しました!
アートの世界への入門として、クロード・モネの魅力をより深く知るきっかけになれば嬉しいです!
▼現在開催中のモネの展示会▼
・会場:国立西洋美術館
・会期:2024年10月5日[土]-2025年2月11日[火・祝]
・会場:企画展示室
・開館時間:9:30~17:30(会期中、金・土曜日は~21:00)
詳しい営業日時・料金などの詳細は公式サイトから
これからもアートが大好きなみなさんの役に立つコンテンツを発信していきます。
ぜひ他の投稿も覗いてみてください♪