ミッキーの著作権切れ問題を解説!
こんにちは、こすずです!

今日は著作権のお話です。
2023年末、米ウォルト・ディズニー社が保有し続けたミッキーマウスの著作権が切れたことが大きな話題になりましたね。
今回は、ミッキーの著作権切れでどんな事が起こるのか、ディズニーのキャラクターと著作権について、深掘りしていきます!
ディズニーと著作権
ディズニーと著作権の歴史
ディズニーのキャラクターたちは、ミッキーマウスをはじめとして、1920年代から今に至るまで多くの人々に愛され続けています。

ミッキーは1928年11月28日にスクリーンデビューしたんだよ!
しかし、その誕生とともに、ディズニー社は著作権の管理にも力を入れてきました。
ミッキーマウスの初登場は1928年ですが、実はその著作権保護期間は何度も延長されてきました。
ミッキーの著作権延長問題と2023年末の出来事
ミッキーマウスの著作権は、アメリカの著作権法に基づき、最初は14年間から改定を繰り返し、56年間まで保護期間が延長されました。
さらに1976年の著作権法改正により、著作権保護期間が作者の死後50年、もしくは作品の公表から75年に延長されました。
その後も1998年のソニー・ボノ著作権延長法(ミッキーマウス保護法とも呼ばれる)により、さらに20年延長され、合計95年間の保護が認められました。

どんだけ延長されてるの!
そして2023年末、ついにミッキーマウスの最初の登場作品『蒸気船ウィリー(Steamboat Willie)』の著作権が切れました。
これは、ミッキーマウスがパブリックドメインに移行することを意味し、この作品の一部やキャラクターを自由に使用できるようになったということです。
ただし、これは1928年の初期のミッキーマウスに限られ、後のバージョンや他の作品には依然として著作権が存在します。
ディズニー作品のパロディとフェアユース
ディズニーのパロディ問題
ディズニーキャラクターを使用したパロディ作品も数多く存在します。
実際にYouTubeなどのSNSで目にしたことがある人も多いでしょう。
パロディはフェアユースとして認められることがありますが、その判断は難しく、法廷で争われることも少なくありません。
特に商業利用を目的とした場合は、ディズニーの許可が必要です。
ファンアートと著作権
ディズニーのファンアートを制作する人も多いですが、これも著作権の観点からは注意が必要です。
個人的な利用や非営利目的であれば問題になりにくいですが、商業目的での利用はディズニーの許可が必要になります。

あくまでも趣味の範囲でってことですね。
ブランド保護と商標
ディズニー社の対策
ディズニーは、ミッキーマウスのブランドを守るために多くの対策を講じています。
前述したとおり、ミッキーマウスの後のバージョンや他の作品には依然として著作権があるため、これらの使用にはディズニーの許可が必要です。
また、ミッキーマウスは商標登録されており、商標法による保護も受けています。

めっちゃ守られてる!!
これにより、ミッキーマウスのイメージが不正使用されることを防ぐことができます。
ミッキーマウスの著作権切れの影響
2023年末にミッキーマウスの著作権が切れたことは、アートやエンターテイメント業界にとって大きな出来事でした!
クリエイターたちは新しい創作の自由を得る一方で、ディズニーは依然として多くのキャラクターや作品を保護するための戦略を練っています。
パブリックドメインに移行したことで、ミッキーマウスを題材にした新しい作品や商品がこれからどんどん増える可能性があります。
著作権フリーになって制作された作品
ディズニーで同じく著作権が切れた「くまのプーさん」と同様、ホラーテイストの作品がさっそく制作されています。
発表されている作品の一例
- Infestation: Origins
- Mickey’s Mouse Trap
- The Return of Steamboat Willie
検索したら出てくるので、気になる方は見てみてください。

思ってた以上にホラーでした…
ディズニーと著作権について解説しました
いかがでしたか?
ディズニー社は著作権管理にとても厳しいことで有名です。
個人的には、ディズニーブランドは特別なものだと思っているので、変なパロディ作品が量産されたら悲しいです…笑
ファンとして、クリエイターとして、それぞれがルールを守りながらディズニー作品をより身近に感じていけたら嬉しいですね。
これからもアートやそれに関連する情報を発信していきます。
ご意見やご質問などあれば、お問い合わせフォームからご連絡ください。

いつもありがとうございます。
次回の投稿もお楽しみに!