はじめに
みなさんこんにちは!
前回アートの著作権について触れる記事を書いたところ、予想以上に反響がありました!!
▼それがコチラ▼
【あの絵画の著作権っていつまで?】知っておきたいアートの著作権と肖像権
なので今回は著作権についてさらに詳しく調べて、
「有名なあの画家の著作権は切れてる?切れてない?」というテーマでお送りします!
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「著作権」についておさらい
そもそも著作権とは?
絵画やアート作品には、それぞれ著作権というものが存在します。
「著作権」は、作品を創作したアーティストの権利を保護し、無断で使用されたり複製されたりすることを防ぐためのものです。
ただし、この著作権には期限があり、永遠に続くわけではないのです!
著作権の基本的な期限
日本における著作権の基本的な期限は、著作者の死後70年です。
(平成28年法律第108号。以下「TPP整備法」という。)による著作権法の改正により,原則として著作者の死後70年までとなります。
引用:文化庁公式サイト
これは世界的に見ても標準的な期間で、多くの国がこのルールを採用しています。
例えば、フランスやドイツなども同様です。
著作権が切れている画家
それでは、著作権が切れている有名な画家たちを見てみましょう!
レオナルド・ダ・ヴィンチ
Leonardo da Vinci(1452年-1519年)は、ルネサンス期を代表する有名な画家。
死後100年以上経過しているため、著作権はとっくに切れています。
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
Vincent van Gogh(1853年-1890年)は、後期印象派の代表的な画家で、彼の著作権も既に切れています。
クロード・モネ
Claude Monet(1840年-1926年)は印象派の巨匠であり、彼の著作権は1996年に切れました。
ピエール=オーギュスト・ルノワール
Pierre-Auguste Renoir (1841年-1919年)は、モネと同じく印象派の画家で、彼の著作権は2019年に切れています。
エドゥアール・マネ
Edouard Manet(1832年-1883年)は、近代絵画の父と称されることもあり、彼の著作権も既に切れています。
ポール・セザンヌ
Paul Cézanne(1839年-1906年)はポスト印象派の代表的な画家で、彼の著作権も既に切れています。
グスタフ・クリムト
Gustav Klimt(1862年-1918年)はウィーン分離派の画家で、彼の著作権も既に切れています。
著作権がまだ切れていない画家
次に、著作権がまだ切れていない有名な画家たちを見ていきましょう!
パブロ・ピカソ
Pablo Picasso(1881年-1973年)は20世紀を代表する画家で、彼の著作権は2043年まで続きます。
サルバドール・ダリ
Salvador Dali(1904年-1989年)はシュルレアリスムの巨匠で、彼の著作権は2059年まで続きます。
アンディ・ウォーホル
Andy Warhol(1928年-1987年)はポップアートの先駆者で、彼の著作権は2057年まで続きます。
ジョアン・ミロ
Joan Miro(1893年-1983年)はスペインの画家で、彼の著作権は2053年まで続きます。
ルネ・マグリット
Rene Magritte(1898年-1967年)はシュルレアリスムの画家で、彼の著作権は2037年まで続きます。
マーク・ロスコ
Mark Rothko(1903年-1970年)は抽象表現主義の画家で、彼の著作権は2040年まで続きます。
ジャクソン・ポロック
Jackson Pollock(1912年-1956年)はアクションペインティングの先駆者で、彼の著作権は2027年まで続きます。
著作権が切れた後の作品
著作権が切れた後の作品はパブリックドメインとして、みんなの公共物になります。
これは、その作品を自由に使用、複製、改変できることを意味します。
例えば、ヴァン・ゴッホの「星月夜」を使ってTシャツをデザインしたり、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」をポスターにしたりすることが可能となります!
ピカソは見かけないけど、ゴッホやモネなどの画家のTシャツやトートバッグなどを目にする機会が多いのも、そういう理由があります。
ただし、美術館や展覧会によっては作品などに著作権を有してる場合もあるので、商用利用する場合などにはお気をつけください!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、あの有名な画家の著作権はいつまでなのか?の疑問にお答えしました!
著作権について正しく理解することで、製作者へのリスペクトを忘れず、これからもアートを楽しんでいきましょう!
それでは、次回のブログでお会いしましょう!