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【アートの「◯◯派」ってなに?】印象派、バロック派、ロマン派、抽象派、その他の有名ジャンルを解説!

こんにちは。芸術の楽しみ方が広がる専門サイト『アートの小道』です。

絵画に興味のある方は、「印象派」のような「◯◯派」というワードを1度は耳にしたことがあると思います。

これ、何のことか分かりますか?

この“◯◯派”とは、似た考え方や作風を持つ画家たちが作り上げた、絵画のグループ名や流派のこと。

今回は、アートの「◯◯派」と呼ばれる絵画のジャンルの種類代表的なジャンルやその由来などをわかりやすく解説していきます!

アート専門ライターこみち

ジャンルの意味やその背景を知ることで、作品の楽しみ方が広がります!

「印象派」「バロック派」「ロマン派」「抽象派」といった人気ジャンルをはじめ、どんなジャンルや代表作があるのか、この機会にぜひ覚えてみてください。

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目次

アートの「◯◯派」って何?

「◯◯派」とは、アートの世界である時代や地域で発展した独自の絵画スタイルや流行のことを言います。

少し分かりづらいので他の言葉で言い換えると、「同じ志や価値観を持ったアーティストたちのグループ」や「その時代に流行った表現のスタイル」のことを指します。

ファッションに「ストリート系」や「トラッド系」があるように、絵画にもその時代の空気感や、当時の画家たちが「これこそが美しい!」と信じた形が反映されています。

なぜ「派閥」に分かれているの?

アートの歴史を紐解くと、新しいスタイルはいつも「これまでのやり方を変えたい」という、当時の画家たちの熱い思い(あるいは反抗心)から生まれています。

その背景には、当時の社会情勢や、カメラの登場といった技術革新も深く関わっているのが面白いところです。

数ある「〇〇派」の中でも、特に多くの人の心を動かしてきた、有名な4つのジャンルをご紹介します。

  • バロック派:光と影のドラマチックな演出が特徴。まるで映画のワンシーンのような緊張感があります。
  • ロマン派:人間の感情や自然の荒々しさを描いた、情熱的なスタイルです。
  • 印象派:光の移ろいや日常の何気ない瞬間を、明るい色彩で捉えようとしたグループです。
  • 抽象派:形のあるものにとらわれず、色や線そのもので感情や思想を表現しようとする試みです。

この4つのジャンルが、当時の人々にどんな影響を与え、なぜ現代で生きる私たちにも愛され続けているのか。

それぞれのストーリーや魅力を掘り下げてみましょう。

1.印象派(Impressionism)

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美術館の展示でも特に行列ができることの多い、現代でも大人気「印象派

私たちが普段、直感的に「あ、きれいだな」と感じる光のきらめきや空気感を、そのままキャンバスに映し出したようなスタイルです。

それまでの絵画は、歴史や神話を忠実に、細部まで描き込むのが正解とされていました。でも、印象派の画家たちは、あえて輪郭をぼかし、目に見える「光の移ろい」そのものを描こうとしたんです。

例えば、水面に反射する日差しや、木漏れ日のゆらぎ。彼らは刻一刻と変わるその瞬間を逃さないよう、屋外にキャンバスを持ち出し、素早い筆跡を残す「筆触分割(ひっしょくぶんかつ)」という技法を使いました。

近くで見ると色の点が並んでいるだけのように見えますが、少し離れて見ると、光が混ざり合って輝いて見える……。この視覚的な発見が、当時のアート界にはとても新鮮だったんですね。

今でこそ「癒やし」の代名詞のような存在ですが、当時は「描きかけの絵だ」なんて批判されることもあったというエピソードも、彼らの挑戦心を感じてワクワクしてしまいます。

印象派の代表的な画家

時代と背景

19世紀後半のフランスで生まれた“印象派”は、太陽の光やその場の空気感を、絵の中でどう表現するかをとても大切にしました。

印象派の画家たちは、アトリエにこもるのではなく、外の景色や光をそのまま感じながら絵を描くことに重点を置き、キラキラした光の揺らぎや、空の色の変化を「今この瞬間」を切り取るようにキャンバスに残してきました。

それまでの美術史では、屋内の薄暗いアトリエで描くのが当たり前。

そんな中で、「外で絵を描く」というスタイルは当時はとても珍しく、その後の多くの画家にも影響を与えた、大きな転換点になりました。

アート専門ライターこみち

絵を外に出て描けるようになったのは、技術の発達でチューブ式の絵の具が開発されたことも大きな要因だと言われています。

印象派の代表的な技法と特徴

印象派の絵が、あんなにキラキラと明るく見えるのには理由があります。
彼らが大切にしていた2つのポイントを見ていきましょう。

1. 筆触分割(ひっしょくぶんかつ)

「筆触分割」は、パレットの上で絵の具を混ぜ合わせるのではなく、キャンバスに短い筆跡(タッチ)を細かく置いていく技法です。

絵の具は混ぜれば混ぜるほど色が濁って暗くなってしまいますが、印象派の画家たちはそれを嫌いました。そこで、例えば「緑」を描くとき、あえて「青」と「黄色」の点を隣り合わせに並べたんです。

少し離れて見ると、私たちの目の中で色が自然に混ざり合い、単一の緑色を塗るよりも、ずっと明るく鮮やかな「光の輝き」を感じることができます。

これは「補色」の関係をうまく利用した、当時の科学的な知見に基づいた手法でもあるんですよ。

2. 光の変化と、変化する影の表現

「影は黒いもの」というそれまでの常識を捨て、光の当たり方で変わる色彩そのものを描こうとしました。

彼らは屋外にキャンバスを持ち出し、太陽の動きとともに刻々と変わる空気感を捉えました。例えば、真昼の強い日差しの中の影には青色を使い、夕暮れ時には影に紫を混ぜるといった具合です。

アート専門ライターこみち

印象派の作品をじっくり見ると、実は「真っ黒」な絵の具がほとんど使われていないことに気づきます。黒の代わりに、濃い青や紫、茶色を重ねて暗さを表現することで、画面全体の透明感や空気の揺らぎを損なわないように工夫されているんです。

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2.バロック派(Baroque)

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代表的な画家

  • カラヴァッジョ
  • ピーテル・パウル・ルーベンス
  • レンブラント・ファン・レイン
  • ディエゴ・ベラスケス

時代と背景

バロックは16~18世紀にヨーロッパで発展した芸術様式に分類されています。

「バロック派」「バロック絵画」「バロック様式」など様々な呼び名があります。

バロックは「荘厳で華やか」な表現が特徴的で、特に宗教画や王侯貴族のための豪華な作品が多いです。

バロック様式の作品は教会や宮殿の装飾にも使われていて、華やかな芸術性が様々な方面に広く発展していきました。

ただし、バロック絵画には全体的に暗い色が多用されていて、暗い部屋に光が差し込むような強い明暗効果を使った手法がよく見られます。

代表的な技法と特徴

キアロスクーロ(明暗法)

光と影の強いコントラストを使うことで、劇的で奥行きのある世界観を生み出しています。

対角構図

動きや迫力を感じさせる構図が使われていて、意図する場所に視線が引きつけられるようになっています。

3.ロマン派(Romanticism)

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代表的な画家

  • ウジェーヌ・ドラクロワ
  • ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
  • カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ

時代と背景

18世紀末から19世紀初頭にかけて、ヨーロッパで発展したロマン派。

特に「感情」や「自然への賛美」をテーマに壮大な作品を多く描きました。

産業革命が進む中で、絵画でも自然の壮大さへの憧れや人間の深い感情を描く作品が増えていきました。

代表的な技法と特徴

色彩豊かなタッチ

感情を強調するために、鮮やかな色彩がよく使われています。

ドラマチックな構図

自然の荒々しい風景や、激しい感情表現を強調する構図が多く、強い印象を与える作品が多くあります。

4.抽象派(Abstract Art)

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代表的な画家

  • ワシリー・カンディンスキー
  • ピート・モンドリアン
  • パウル・クレー

時代と背景

20世紀に入ってからのアートシーンで広がった抽象派は、具体的な形を描かずに色や形を組み合わせて表現するスタイルが特徴的です。

抽象派の画家は「自由な発想」を大切にしていて、形あるものにとらわれない「純粋な視覚の美しさ」を追求しました。

観る人によって作品を自由に解釈できる楽しさもその魅力の一つです。

代表的な技法と特徴

偶然性と即興性

直感のままに筆を動かしたり色を選ぶことで、自由な発想に重きをおいています。

幾何学的な構成

抽象派作品の一部ではシンプルな形や線が多く使われ、シンメトリーやバランスを考えたデザインが見られます。

5.その他の有名なジャンル

アートの世界には他にも多くのジャンルがあります。

キュビズム(Cubism)

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代表的な画家

物体をブロックのような形に分解して、ちがう角度から見た視点を一つの画面に収めたスタイルが有名です。

20世紀初頭に登場したピカソでお馴染みのキュビズムは、同じ作品でも見る角度によってさまざまな違いを楽しむことができます。

シュルレアリスム(Surrealism)

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代表的な画家

空想や夢の世界を描き、現実をこえた「超現実的」な表現が特徴のスタイルです。

実際に展示会などで彼らの絵を目の前にすると、不思議な世界に迷い込んだような感覚になります…!

他のジャンルとは一味違う、幻想的で奇妙な世界観が魅力です。

アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)

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代表的な画家

19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に広がった装飾的で華やかな作品が特徴で、フランス語で「新しい芸術」を意味します。

アート専門ライターこみち
日本でも人気の高い「ミュシャ展」でご存知の方も多いかもしれません。

花やツタといった植物などの曲線を美しく描き、現代の様々な装飾のデザインにも影響を与えたといわれています。

アートの有名なジャンルを解説しました!

絵画のジャンルの代表として「印象派」「バロック派」「ロマン派」「抽象派」、そして他の有名ジャンルの一部もご紹介しました!

次に美術館を訪れる時には、ご紹介した「◯◯派」の視点もふまえて作品をじっくり観察してみると、もっと面白い発見が見つかるかも♪

アート専門ライターこみち

展示されている作品はどのジャンルの画家のものなのか、展示会の楽しみ方の幅も広がります。

これからも、アートが楽しくなる情報を発信していきます。

次回の投稿もおたのしみに!

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この記事を書いた人

こみちのアバター こみち administrator

クリエイター向けタブレットや創作グッズを中心に、美術やデザイン・イラスト関連の情報を扱うアート専門サイトの管理人。
年間20展ほどの展示会を鑑賞。
「アートの小道」は月間約8,000PV、
月間訪問者数は約5,000~7,000人です。
神奈川出身、6歳・3歳の2児の母。

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