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【アートの「◯◯派」ってなに?】印象派、バロック派、ロマン派、抽象派、その他の有名ジャンルを解説!

こんにちは。アートの楽しみ方が広がる専門情報サイト『アートの小道』です。

絵画に興味のある方は、「印象派」のような「◯◯派」というワードを1度は耳にしたことがあると思います。

これ、何のことか分かりますか?

この“◯◯派”とは、似た考え方や作風を持つ画家たちが作り上げた、絵画のグループ名や流派のこと。

今回は、アートの「◯◯派」と呼ばれる絵画のジャンルの種類代表的なジャンルやその由来などをわかりやすく解説していきます!

こみち
ジャンルの意味やその背景を知ることで、作品の楽しみ方が広がります!

「印象派」「バロック派」「ロマン派」「抽象派」といった人気ジャンルをはじめ、どんなジャンルや代表作があるのか、この機会にぜひ覚えてみてください♪

目次

アートの「◯◯派」って何?

「◯◯派」とは、アートの世界である時代や地域で発展した独自の絵画スタイルや流行のことを言います。

それぞれに特徴的な技法やテーマがあって、時代の背景や文化などを反映しています。

その中でも特に、「印象派」「バロック派」「ロマン派」「抽象派」はアート好きからの人気も高く、美術館でもたくさんの作品が展示されています。

数ある「◯◯派」の中でも広く知られているこの4つのジャンルについて、今回は深掘りしていきます!

1.印象派(Impressionism)

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代表的な画家

時代と背景

19世紀後半のフランスで生まれた“印象派”は、太陽の光やその場の空気感を、絵の中でどう表現するかをとても大切にしました。

印象派の画家たちは、アトリエにこもるのではなく、外の景色や光をそのまま感じながら絵を描くことに重点を置き、キラキラした光の揺らぎや、空の色の変化を「今この瞬間」を切り取るようにキャンバスに残してきました。

それまでの美術史では、屋内の薄暗いアトリエで描くのが当たり前。

そんな中で、「外で絵を描く」というスタイルは当時はとても珍しく、その後の多くの画家にも影響を与えた、大きな転換点になりました。

こみち
絵を外に出て描けるようになったのは、技術の発達でチューブ式の絵の具が開発されたことも大きな要因だと言われています!

▼筆者おすすめ本

2024年と最近発売された本で、私も自宅に1冊あるんですが、誰でも読みやすい内容でたくさんいる印象派の画家や絵がいっぱい掲載されていて参考になります!

印象派について詳しく知りたい方は、よかったら読んでみてください↓

代表的な技法と特徴

筆触分割

筆のタッチを小さく分割し、細かい点や線で色を並べて描く技法です。

遠くから見ると色が自然に調和し、光のきらめきなどがとても美しく感じられます。

光と影の強調

日常の風景を鮮やかな色彩で描き、光の変化によってその場の雰囲気を捉えます。

2.バロック派(Baroque)

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代表的な画家

  • カラヴァッジョ
  • ピーテル・パウル・ルーベンス
  • レンブラント・ファン・レイン
  • ディエゴ・ベラスケス

時代と背景

バロックは16~18世紀にヨーロッパで発展した芸術様式に分類されています。

「バロック派」「バロック絵画」「バロック様式」など様々な呼び名があります。

バロックは「荘厳で華やか」な表現が特徴的で、特に宗教画や王侯貴族のための豪華な作品が多いです。

バロック様式の作品は教会や宮殿の装飾にも使われていて、華やかな芸術性が様々な方面に広く発展していきました。

ただし、バロック絵画には全体的に暗い色が多用されていて、暗い部屋に光が差し込むような強い明暗効果を使った手法がよく見られます。

代表的な技法と特徴

キアロスクーロ(明暗法)

光と影の強いコントラストを使うことで、劇的で奥行きのある世界観を生み出しています。

対角構図

動きや迫力を感じさせる構図が使われていて、意図する場所に視線が引きつけられるようになっています。

3.ロマン派(Romanticism)

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代表的な画家

  • ウジェーヌ・ドラクロワ
  • ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
  • カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ

時代と背景

18世紀末から19世紀初頭にかけて、ヨーロッパで発展したロマン派。

特に「感情」や「自然への賛美」をテーマに壮大な作品を多く描きました。

産業革命が進む中で、絵画でも自然の壮大さへの憧れや人間の深い感情を描く作品が増えていきました。

代表的な技法と特徴

色彩豊かなタッチ

感情を強調するために、鮮やかな色彩がよく使われています。

ドラマチックな構図

自然の荒々しい風景や、激しい感情表現を強調する構図が多く、強い印象を与える作品が多くあります。

4.抽象派(Abstract Art)

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代表的な画家

  • ワシリー・カンディンスキー
  • ピート・モンドリアン
  • パウル・クレー

時代と背景

20世紀に入ってからのアートシーンで広がった抽象派は、具体的な形を描かずに色や形を組み合わせて表現するスタイルが特徴的です。

抽象派の画家は「自由な発想」を大切にしていて、形あるものにとらわれない「純粋な視覚の美しさ」を追求しました。

観る人によって作品を自由に解釈できる楽しさもその魅力の一つです。

代表的な技法と特徴

偶然性と即興性

直感のままに筆を動かしたり色を選ぶことで、自由な発想に重きをおいています。

幾何学的な構成

抽象派作品の一部ではシンプルな形や線が多く使われ、シンメトリーやバランスを考えたデザインが見られます。

5.その他の有名なジャンル

アートの世界には他にも多くのジャンルがあります。

キュビズム(Cubism)

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代表的な画家

物体をブロックのような形に分解して、ちがう角度から見た視点を一つの画面に収めたスタイルが有名です。

20世紀初頭に登場したピカソでお馴染みのキュビズムは、同じ作品でも見る角度によってさまざまな違いを楽しむことができます。

シュルレアリスム(Surrealism)

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代表的な画家

空想や夢の世界を描き、現実をこえた「超現実的」な表現が特徴のスタイルです。

実際に展示会などで彼らの絵を目の前にすると、不思議な世界に迷い込んだような感覚になります…!

他のジャンルとは一味違う、幻想的で奇妙な世界観が魅力です。

アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)

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代表的な画家

19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に広がった装飾的で華やかな作品が特徴で、フランス語で「新しい芸術」を意味します。

こみち
日本でも人気の高い「ミュシャ展」でご存知の方も多いかもしれません。

花やツタといった植物などの曲線を美しく描き、現代の様々な装飾のデザインにも影響を与えたといわれています。

アートの有名なジャンルを解説しました!

ご参考になりましたか?

絵画のジャンルの代表として「印象派」「バロック派」「ロマン派」「抽象派」、そして他の有名ジャンルの一部もご紹介しました!

次に美術館を訪れる時には、ご紹介した「◯◯派」の視点もふまえて作品をじっくり観察してみると、もっと面白い発見が見つかるかも♪

こみち
展示されている作品はどのジャンルの画家のものなのか、展示会の楽しみ方の幅も広がります♪

これからも、アートが楽しくなる情報を発信していきます。

次回の投稿もおたのしみに!

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この記事を書いた人

こみちのアバター こみち administrator

クリエイター向けタブレットや創作グッズを中心に、美術やデザイン・イラスト関連の情報を扱うアート専門サイトの管理人。
年間20展ほどの展示会を鑑賞。
「アートの小道」は月間約8,000PV、
月間訪問者数は約5,000~7,000人です。
神奈川出身、6歳・3歳の2児の母。

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