アート作品が長持ちする保管方法を知ろう
こんにちは、日本で一番”敷居の低い”アートマガジン、アートの小道です。
お気に入りのアートを購入したり、プレゼントで贈られたりしたら、ずっと美しい状態で鑑賞できるようにしていたいですよね。
「アート作品って、どうやって保管すればいいの?」
「とりあえずケースに入れておけばいいのかな?」
こんなことをお悩みのあなたへ。
今回は、あなたの大切なアート作品を長持ちさせるための正しい保管方法をご紹介します!
お気に入りの絵画や彫刻をずっと美しいまま楽しむために、ぜひ参考にしてくださいね。
作品を保管する適切な環境とは
温度と湿度
アート作品は環境にとても敏感です。
特に、温度と湿度の管理がとても大切です。
お気に入りの絵画が湿気で波打ったり、乾燥でひび割れたりしたら悲しいですよね。
●理想の温度:18〜22℃
●理想の湿度:45〜55%
いちばん快適な温度に設定している可能性の高い、リビングに絵画などを飾るのもおすすめです。
作品鑑賞のためのお部屋を設けているお宅などは、湿度計を置いてチェックできるようにすると良いですよ!

私もそんなお部屋がほしい…!
光の管理
アート作品は、直射日光や蛍光灯の強い光が苦手です。
長い間光があたり続けるようなところに飾ってしまうと、作品が色が褪せてしまう可能性があります。
簡単にできる対策としては、次の2つを試してみてください。
- UVカットフィルム
- LED照明
UVカットフィルムは、窓に貼るだけで簡単に紫外線をカットできます。
また、LED証明は紫外線を含まないので、作品に優しいです。
作品別の保管方法
絵画
絵画は特に繊細なので、丁寧に保管しましょう。
額縁に入れてガラスやアクリル板で保護すると良いです。
額装
UVカットガラスの額に入れて飾るのがおすすめです!
お部屋の雰囲気に合わせたものを選べば、見た目もお洒落になり、一石二鳥です♪
掛け方
直射日光が当たらない壁を選んでしっかり固定しましょう。
紙作品(ドローイングや版画など)
紙は湿気や酸に弱いので、特別なケアが必要な場合もあります。
アシッドフリーマット
酸を含まないマットボードを使うと、作品が黄ばむのを防いでくれます。
アーカイバルボックス
大切なドローイングは専用の箱に保管するのがおすすめです。
少し値が張りますが、せっかく購入した作品を長持ちさせたい方には必要な投資です。
立体作品(彫刻や陶器など)
立体作品は破損しやすいので、衝撃などに注意して扱いましょう。
ディスプレイケース
ガラスのケースに入れるとほこりもかからず安心です。
衝撃吸収材
棚に置く場合は、柔らかい布やパッドを敷いて、振動や衝撃から守りましょう。
適度にメンテナンスをしよう
定期的なメンテナンス
一度飾るとそのままにしてしまいがちですが、年に一度くらい、作品の状態をチェックしておきましょう。
ほこりの除去
柔らかいブラシや布で優しくほこりを払います。
ドラッグストアなどで売ってる、メイク用ブラシなどでも代用できますよ♪
状態チェック
変色やひび割れ、カビの発生がないか確認します。
もし問題が見つかったら、手遅れになる前になるべく早めに対処しましょう。
プロの手を借りる
特に貴重な作品や高価なアートについては、専門家にお任せするのも一つの方法です!
現在は大切な美術品を保管してくれる、美術品専用倉庫というサービスもあります。
▼参考サイト▼
寺田倉庫株式会社:公式サイト
少し費用はかかりますが、プロの業者が管理してくれるので、安心して任せられます。
おわりに│正しい保管方法で作品をいつまでも大切に
いかがでしたか?
今回は、大切なアート作品を長持ちさせるための正しい保管方法をご紹介しました!
あなたのお気に入りの作品がずっと楽しめるように、ご紹介した方法でぜひケアしてみてくださいね♪

大事な作品が長持ちしますように♪
それでは、次回の投稿もお楽しみに!