【今話題のブラックアーティスト】シアスター・ゲイツの魅力【アートとコミュニティをつなぐ創造力】

アーティストの魅力

シアスターゲイツの作品・魅力を解説!

こんにちは、こすずです!

2024年9月1日まで六本木ヒルズの森美術館で日本初の個展を開催している、シアスター・ゲイツという人物をご存じですか?

シアスター・ゲイツ(Theaster Gates)とは、ブラック・アートというジャンルで彫刻・陶芸・建築・音楽など様々な活動を行い、世界から注目を集めるアーティストです!

「シアスター・ゲイツはどんな芸術活動をしているの?」
「どんな作品を制作しているの?」
といった疑問について解説していきます!

シアスター・ゲイツの基本

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コミュニティとアートの融合

ゲイツの作品の多くは、彼が生まれ育ったシカゴのサウスサイドを舞台にしています。

この地域では、過去には犯罪や貧困が問題となっていましたが、ゲイツはアートを通して地域を再生することを目指しています。

その一環として始めた「リビルド・ファウンデーション」は、放置された建物をアートスペースやコミュニティセンターに変えるプロジェクトです。

例えば、彼が手がけた「ドライブ・インズ・バック」(Drive-In’s Back)は、放置された映画館を再利用して、映画上映やライブイベントを行う場に変えました。

このプロジェクトによって、地域住民に新たな交流や娯楽の場を提供し、地域の活性化に大きく寄与しました!

廃材から生まれるアート

ゲイツは作品に、廃材や捨てられた物を多く使用しています。

彼はこれを「リソース・リカバリー」(Resource Recovery)と呼び、廃棄物に新たな命を吹き込むことを提唱しています。

「アーカイブズ・アンド・アソシエイツ」(Archives and Associates)というプロジェクトの際には、シカゴ大学から提供された膨大な数の本やアーカイブ資料を利用して、アート作品を制作しました。

これにより、単なる廃棄物が芸術作品として再評価されると同時に、過去の文化や歴史を未来へとつなぐ役割も果たしています。

ブラックアートの発展

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音楽と陶芸の融合

ゲイツは作品に音楽と陶芸を融合させたことでも注目を浴びています。

彼自身、「ブラック・モンクス・オブ・ミシシッピ」(Black Monks of Mississippi)という音楽グループを結成し、伝統的なゴスペルやブルースを取り入れたパフォーマンスを行っています。

視覚的と聴覚的の両面でアートが楽しめる、新しい芸術の形を広めています。

シアスター・ゲイツと陶芸

ゲイツの陶芸作品は、彼がアーティストとしてのキャリアをスタートさせた重要な要素とも言われています。

彼は大学で陶芸を学び、その技術を取り入れて独自のスタイルを確立しました。

これらの作品は、美術館やギャラリーで高く評価されていて、ゲイツの才能の高さを示しています!

社会的メッセージの発信

ゲイツの作品には、しばしば強い社会的メッセージが込められています!

彼はアートを通して、人種差別や経済格差といった社会問題を提起し、議論を促進することを目指しています。

「エスパー・レイン」(Stony Island Arts Bank)というプロジェクトは、放置された銀行をアートスペースに変えたもので、アフリカ系アメリカ人の歴史や文化に関する作品を収蔵しています。

このスペースはアートの展示だけではなく、コミュニティやワークショップの場としても機能しており、地域社会に貢献しています。

シアスター・ゲイツの魅力をご紹介しました

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ブラックアーティストとして世界から脚光を浴びる、シアスター・ゲイツの魅力をご紹介しました!

アートから社会問題をつなぐ彼の作品は、単に美しいだけではなく、社会に対する深い感心やメッセージを持っています!

ゲイツの作品や活動に興味を持った方は、ぜひ彼の作品を観て、彼のメッセージを感じとってみてくださいね!

▼シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝▼
期間:2024年4月24日(水)~ 9月1日(日)
公式サイト:森美術館(展示会)

それでは、次回の投稿もお楽しみに!

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